茶の伝来には陸上と海上の二つのルートがあります。まずは陸上ルート(チョッと海を含む)。日本には朝鮮半島を経て海を越え、仏教とともに伝わりました。

同時に、陸づたいに馬やラクダの背に載せられて、北はモンゴルやロシア、
西には、チベット、カシミール、アフガニスタン、イラン、イラクからトルコへ。
そして、サウジアラビアなど中東の国々を通って、北アフリカのモロッコや、チュニジア、アルジェリアといった地域まで伝播しています。

陸路に関しては、広東省を中心に使われていた、「チャ」や「チャー」「チャイ」などという発音が残っていることが多いです。
海上ルートではまず、大航海時代のはじまりに先立って、
ポルトガル人がアジアに進出します。このとき、船を着けたのが広東省の香港とマカオです。
そのため、ポルトガルでは茶を「CHA」と発音します。

次いで登場したのがオランダ。オランダは福建省の厦門港を拠点にしました。そのため、オランダでは茶を「THEEテー」と呼びます。
イギリスは当初、オランダを介して茶を輸入しており、そのため「TEA」と発音する様になりました。

マレーシア、インドネシアには福建省出身の華僑が多く移り住んだ事、
オランダ東インド会社がジャワ島付近に拠点を置いた事により、「TEテー」が根付いたものと思われます。